店長のひと言

やまのぼり

水無月を迎えました。この6月1日は有田の町でやまのぼりの日と言われています。日本で最初に磁器が焼けるようになった起因で豊臣秀吉朝鮮出兵の折鍋島藩が産業育成の為連れて来た陶工たちが一年に一度町中の観音山に上り故郷の方に向かって懐しみ惜しんで呑み食べしたのが始めと言われています。普段ですと地神の八阪神社さんに伺い茅の輪をくぐり、人形(ひとがた)に罪穢を移し祓い清めて頂き、その後仲間と集って厄落しと称しパアッと呑みに行くのですが昨年、今年とコロナ禍で皆自粛をしています。早く終息を願い来年こそ普段のやまのぼりを味わいたいですね!

心の工芸 陶樹庵 やまのぼり

花による癒し和み

というものはを癒し和 ませる事ができる素晴らしい物ですね❣我が家の庭に伊豆で求めた白椿の苗木が大きく育ちこの時期になるとたくさんの白椿をさかせます。ふっと思い渋めの筒花瓶に挿し眺めました。間もなく3.11の10年目を迎えます。自然とあの時を思い返し手を合わせました!次女が仙台は宮城野区に当時住んでおり乳飲児を抱えてた時期で震災発生から夜中遅くようやく連絡がつくまでの心の動揺は忘れられません。白椿一輪の花ですが何と無く手を合わせ心を明るしてくれるものです。

花による癒し和み

おちやとの文化

我が家では朝一番神仏におちやとを致します。神仏の後に続いて嫁いだ娘夫婦二家族孫達の分まで一日の無事息災を願いおちやとをいたしますが湯呑が沢山必要ですね!おちやとを調べると禅の教えから来ているようで淹れたての熱いお茶を供え、御本尊を始め十方の神仏精霊に供養するとともに先祖の霊の成仏を願うところからきているようです。おちやと漢字を当てるとお茶湯とかかれます。コロナ禍の時代心をこめて毎日有田の湯呑に熱々のお茶を入れております!
おちやとの文化

孫の想い

睦月も後一週間を残すところお正月の屠蘇酒が残り、薬酒でもありこれを始末せねばと、孫が一昨年の有田陶器市で課外授業お金の使い方勉強として10円で買ってきてくれた緑彩の徳利に移し替え鯵のたたきで完飲する事ができました。

自分も陶器店主ですが孫が町中のお店の方と交渉の上求めてきてくれた想いをかみしめながらのひと時を味わいました。


孫の想い

お酒のとも、お通し

家庭でもって🍶日本酒をいただく時、出張旅先で知りえたお酒のあて、謂わゆるお通しとも言いますが和と洋のコンビネーションで簡単でこんなに美味しいのかと思うのを紹介致します。一度試してみて下さい。小鉢か皿でもよいです。その中にカマンベールチーズをサイコロ状に切りその上に鰹の酒盗(塩辛)をかけたものです。こんなにピッタシと合うのかと驚くくらい美味しい酒の友です。器をいろいろ変えてたのしまれれば尚味倍増ですよ❣ お酒のとも、お通し

箸置の効用

仕事の関係から見本残りとして箸置が形も絵柄もばらばらで

集まりますその為我が家では何十個かの箸置を毎日取っ替え引っ換えして使用していますが、ほんの小粒な存在の箸置が食卓に華やかさや和みを与えてくれます。
又、箸置があると使用済の器が下げやすくなりお膳が片付けやすくなるといった重宝さもありはなはだ便利です。
ささやかな小粒の演出お食事に彩りを添える事楽しいですよ!

箸置の効用

普通の有り難み

11月23日現在、商いの旅で広島にやって来ました。三連休でGoToTravelの効果で人は動いているようです。今夕は一人、原爆記念の近くのホテルにお世話になり川面を見ながら西条の白牡丹を頂きながらやっています。 窓越しに見える景色を眺めてますと、川筋にライトをつけた車🚗が走り、川面には明るい電気の光が映っています。この景色も一瞬の人間か想定外と言い訳される数秒、数分で豹変します。それを思うと普段の当たり前の日常が如何に有難いか思い知らされ、今日も無事な一日だったと神仏に感謝しながら一杯です❣感謝感謝。

普通の有り難み

地方の方言

本日から今年最後ので商いに出発しました。一昨日宮城に嫁いだ次女から宮城の生酒原酒を贈ってくれました。その銘柄が《ほでなす》と書かれて茄子🍆の絵がかかれてました。九州では聞いた事がない言葉でしたので何ぞやと 娘に問い合わせたりしたのですが、結局そのお酒を取扱ってくれた酒屋さんが絵手紙風な説明が一升瓶の収まった箱の底から出てきて判明しました。 宮城の方言で【あんぽんたん】と言う意味であんぽんたんになるくらい美味しいお酒との事でした。確かにうったちのお酒🍶としていただきましたが 濃厚で芳醇な香りの素晴らしいお酒でした。 各地の方言の神秘さをかみしめながら古染の丸ぐい呑で目じりを下げて 幸せの時間を過ごさせてもらいました。

地方の方言

初冬琵琶湖に映える花火

11月1日営業で雄琴温泉♨琵琶湖グランドホテル様をお伺い致しました。ゴーツートラベルでコロナの時代に入り久しぶりににぎわいで嬉しくなりました。今夜はサプライズで花火を打ち上げるとお聞きし、例年夏に雄琴温泉として打ち上げられていたのですが今年は中止となり花火屋さんも🎆大変な状況で、互い苦しき中で手助けになればとグランドホテル様思いたち今夜実行されたとの事❣お客様方も思わぬサプライズの花火に🎇大いに喜ばれ大満足の様子でした。苦しき時経費もかかりしたくてもなかなかできぬ事をやられたのに敬意を表すとともにたがいの思いやりの心に大変嬉しくなりました。花火の写真が添付できないのが残念です。

初冬琵琶湖に映える花火

うったち

秋空の良い気候です!コロナが無ければ大いに人が動くところです。 今月の10日に出張より帰着し、2週間有田に留まり又本日から関西へ 出張です。私が大店の丁稚時代上司と出張に出かける時にはお店の神棚に お祈りをしおなますにちょっぴり形だけのお神酒を拝受して商いの旅へ出かけ ました。これが有田の出商い商人の『うったち』と言われる儀式でした。 今、幣庵はそのちっさな儀式を続け出張へと旅たちます。 これを行うと『ピリッ』と気持が引き締まり『さあ~これからやるぞ!』と気持が 入ります。最近はこうしたちっさな儀式(お誕生、結婚記念日など)を行う事が 少なくなりましたが日本文化の良き面として残していければと思う旅たちです。

うったち

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